水質改善に役立つマルチサイクロン

貯水槽のように流れのない場所に貯めてある水は、次第に汚れてしまいます。川や海のように新しい水が入ってこないため、循環が悪く中で汚れが発生するのが原因です。このように汚れやすい場所にある水をきれいにするには、従来はフィルターが使われてきました。フィルターに水を通すことで汚れのみを取り除き、水質を改善するという仕組みです。

しかしフィルターは目詰まりを起こすことが多く、それを下げるためには頻繁にメンテナンスを行わなくてはなりません。さらにフィルターにも品質の高い素材が使われていますから、交換するたびにかなりの費用がかかることになります。大量の水を処理しなくてはならない場所にとって、こうしたコストは過大なものとなりがちです。これらの問題を解決してくれるのが、マルチサイクロンと呼ばれる装置です。

これは装置の中で水を高速で回転させることで遠心力を発生し、その力によって水の中に含まれている細かなゴミや不純物を分離させることができます。掃除機などで使われているサイクロンと同じ原理のものと考えて良いでしょう。なぜこのマルチサイクロンが水質改善に役立つのかと言うと、従来使われてきた装置のようにフィルターを必要としないためです。遠心力によって不純物を分離させることができるため、フィルターで取り除く必要がありません。

そのためフィルターを交換する手間が発生せず、コスト的にも有利になります。分離した汚れを外から見ることも可能で、メンテナンスの時期がわかりやすいのもマルチサイクロンの長所です。

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