MIBG評価やアカルボース治療、糖尿病と治療中断

糖尿病は血糖値が高い状態になってしまう病態であり、それによって様々な疾患につながることが知られています。糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、末梢神経障害といったものはその最たるものとしてよく知られており、その予防のための治療を行っていくことが健康的な生活をするために重要なこととなっています。また、高血糖が続くことによって動脈硬化が生じ、それによって心不全がもたらされるということもあります。その評価にはMIBGシンチグラフィーがしばしば用いられます。MIBGとはメタヨードベンジルグアニジンであり、ノルエピネフリンの類似物質として心臓に集積しやすいことが知られています。そのため、心臓の交感神経機能の評価にMIBGシンチグラフィーが有効活用されています。糖尿病治療においてはこういった方法による各種臓器の機能についての評価も行われますが、自覚症状がない場合には基本的には予防のためにアカルボースなどの治療薬が使用されます。アカルボースは二糖の分解にかかわる酵素を阻害することによって糖の吸収を抑制する効果があり、食後高血糖の予防に用いられます。食後高血糖の予防をすることによって様々な疾患のリスクを下げることができるからであり、アカルボースによる薬物治療は標準的に行われる糖尿病の薬物治療となっています。一方、糖尿病患者は自己判断で治療中断をしてしまうことがよくあります。治療中断を決意してしまうのは自覚症状がないにもかかわらず、検査や投薬を続けなければならないからであるということが多く、それが原因で重篤化してしまうケースも跡を絶ちません。自覚症状がないとはいえ自己判断で治療中断を行うことのリスクが高いことは知るべきことでしょう。