注文住宅の購入を決めて、良いと思う土地を見つけて購入希望をだしたら、土地の売買契約に向けた話し合いと並行して住宅ローンの融資を受けるための手続きをはじめます。住宅ローンの審査は2段階に分かれていますが、最初の段階にあたる事前審査ではどのようなものが必要となるのでしょうか。事前審査の申し込みは、金融機関作成の様式による申込書と、指定の添付書類を提出することによって行います。添付物は大きく、本人確認書類、収入証明書類、注文住宅に関する資料、借入履歴がわかるものの4種類があります。

本人確認書類は、運転免許証やパスポート、マイナンバーカード、健康保険証など、公的機関が身分証明書として発行しているものを提出します。外国籍の人は、在留カードや特別永住者証明書も本人確認用に使える場合があるので、申込先に相談してみましょう。収入証明書類は、申込者が給与所得者か個人事業主かで変わります。給与所得者であれば勤め先から発行される源泉徴収票や住民税決定通知書を、個人事業主なら確定申告書や納税証明書を用意します。

納税証明書はいくつかの種類がありますが、納税額や所得金額が証明できるものを自治体から手に入れます。どこまで遡って用意する必要があるのかは金融機関によって異なるので、準備を始める前によく確認しておきましょう。注文住宅に関する資料は、これから建てようとしている注文住宅の土地や建物の詳細がわかるもののことです。具体例としては、物件の概要書や建設予定地の周辺図、間取り図、土地公図などが該当します。

借入履歴がわかるものとは、申し込む時点で他の借入がある場合に現況を証明するためのもので、申し込む時点で最新の残高証明書や償還予定表を用意すれば良いです。