注文住宅を建てたけれども、生活して初めて、この位置にコンセントが欲しかったと思ったことがある人は多いかもしれません。実は注文住宅の設計段階ではなかなか想像することができなかった、住んでみて初めてわかる必要なコンセントの位置も多く見られます。一般的にコンセントの配置の基本としては、部屋の入り口付近に設置する照明スイッチの下に1つ、そして室内の対角線上にもう一つを設置するのが注文住宅における基本です。利便性を考えた場合には、3カ所以上あっても良いものの、その分コストがかかったり、結局は使わないなど無駄になってしまう可能性も大いに考えられます。
このようなことにならないためにも、注文住宅でコンセントの設置一応計画するのであれば、使う電化製品の数や場所、家具のレイアウトなど、実際に利用する際のイメージを考えながら決めることが重要です。コンセントの配置での失敗例としては、キッチンの低い部分にコンセントをつけてしまったと言うケースが挙げられます。電子レンジやトースターなどをコンセントが必要な物がありますが、キッチンの低い部分にコンセントがあると、そこまで線を延ばさなければなりません。先を伸ばした先にカウンターの扉等があれば、カウンターの開け閉めができなくなってしまいます。
このような場合には、カウンターの壁面位置に設置するのが1番と言えるでしょう。また近年では浴室内にDVDプレーヤーなどを設置する人も多いですが、その設置のためにコンセントが必要であったと言うケースもあります。このような場合には、後日新たにコンセントを増設せざるをえなくなります。注文住宅を建てた後にここにも欲しかったと言うことにならないように、実際の生活を思い描きながら位置を決めていきましょう。