家を購入するということは、とても嬉しいですがとても大変なことでもあります。まず、多額の資金が必要です。家というものは一般人が人生で購入するものの中で一番金額が高いものと言えるでしょう。自動車や高級腕時計などは、現金一括購入する人もいるでしょうし、月々のローンで返済する人もいます。

家の購入にも、多くの人が住宅ローンを利用しますが、頭金や何かあったときの貯金、諸費用など、お金の問題はずっとついて回ります。注文住宅を建てる場合、ハウスメーカーや工務店で家を建てることになりますが、家の建築予算のほかに、土地の購入も考える必要があります。注文住宅は用意した土地に建てるための家なので、例えば日当たりや家の向きなど、土地を決めておかないと間取りやデザインが決まりません。だいたいの金額が決まらなければ住宅ローンを利用できないため、早めに準備しておきましょう。

理想のデザインや間取りが作れると考えがちな注文住宅ですが、ハウスメーカーの強みや弱みによっては、理想通りの間取りにはならない可能性があります。例えば、1階の南側すべてを大きな窓にしたい、という希望があれば、壁で家を支える設計の住宅は作りづらく、柱を立てることになりますし、柱によって窓の外が見えづらくなるかもしれません。そういった希望を叶えてもらえそうなハウスメーカーを先に探して、間取りや予算などを相談するとスムーズに営業担当者と話し合いができるでしょう。